西洋占星術：生年月日不明の場合　~✽星読み・ホロスコープ✽~

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導きの占い師月の宮です

西洋占星術でホロスコープを計算するとき

・生年月日

・出生地(市町村まで)

・出生時間の３点セットを確認しますが…

出生時間についてはどうしてもわからない場合があります。

出生時間の確認は母子手帳を見ることで確認できますが、

60代以降の方だとそもそも病院で生まれてない

（お産婆さんをうちに呼んで取り上げてもらうことがおおかったのです）

また、なんらかの事情で母子手帳そのものがもうない方もいらっしゃったりするんですね。

「両親ともに他界していて探せない」とか、

「火事で焼けた」

「小さい時から施設にいたのでそもそも実親の所在がわからない」などなど理由は様々です

出生時間がわからないホロスコープは、

出生図がわかるホロスコープと比べて何が違うのでしょうか？

出生時間がわからないホロスコープについて

特徴としては、以下の２つがわからなくなります。

①正確な月の度数

西洋占星術では10個の天体をつかってホロスコープを読んでいくのですが、

そのうち「月」は、ほかの天体に比べても、非常に動きが速く

日によって12～14度程度一気に動きます。

出生時間がわからない場合、一番誤差の少ない正午(昼の12時)で計算しますが、

そうすると前後6～7度のズレを考慮しないといけなくなります。

サイン（星座）はひとつにつき0～29度の30度ずつありますが…

たとえば出生時間不明でPM12:00でホロスコープを計算し、

月が牡羊座の15度、と出たときに、

正確な度数はわからない中で、一応、月が牡羊座であることは確定できます。

前後どちらに6~7度ズレたとしても、牡羊座の範囲におさまっていますからね。

ですが、これがもし牡羊座の25度と出てきた場合はどうでしょう？

6～7度後ろにズレる可能性を考えると、生まれた時間によっては月が次のサイン、牡牛座になるかもしれないわけです。

月は太陽と並んで個人の「性格」がダイレクトににじみ出る天体。

こんなふうに月のサイン（星座）がはっきりしないパターンの方の場合は、判別がつかなかったりするのです。

②ハウスがわからない

ハウスというのは、ホロスコープにある12個の部屋で、

役者が演じる場面をより具体的に表現するのに欠かせない背景・セットのようなイメージです。それぞれに人生のあらゆるジャンルが割り振られています。

第1〜12ハウスは、それぞれ役者の個性や人生のイベントがどんな場所・シーン・方法で発揮されるのかを象徴します。

つまり、ハウスを手がかりにするとさらに細かく人生を読み解いていくことができるのです。

10天体それぞれがどこのハウスに入っているかをみることで、

人生のどういった領域・テーマで星の特性を生かせるのかを探れるのです。

ハウスは４分に１度進み、

正確な出生時間がわからない場合は大幅にズレてしまうので、読むことができません。

また、ハウスがわからない＝アセンダント、ディセンダント、MC、ICのサインもわからなくなる、ということになりますので注意です。

とはいえ、出生時間がわからない＝セッションがまったくできない、

というわけではありません。

確かに上記２つについてははっきりしなくなってしまいますが、

ホロスコープには月以外の天体もありますし、

ハウスがわからなくてもアスペクトやトランジットなど、

いろいろな判断材料があります。

なので、「わたしは出生時間がわからないから、ホロスコープが全然読めないんだ…」なんて悲観することはないのです。

出生時間は、わからないよりはわかったほうが、

ホロスコープから得られる情報量が増え、詳しくわかるでしょう。

ただ、どうしてもわからない場合もあります。

またわからなくても鑑定する方法がありますから、

安心してくださいね♡

月の宮でした♡