ベネフィットとは…【占い師】が知っておくべきビジネスの基礎②

ベネフィットとは…【占い師】が知っておくべきビジネスの基礎②
ベネフィットとは?

ビジネスを勉強していくと、このベネフィットという単語を聴いたことがあるかもしれません。

この意味を一緒に学んでいきましょう

ベネフィットとは、英語では「Benefit」と記述しますが
①基本的な意味としては「利益」を指します。

しかしそれ以外にも、

②人や社会の幸福につながる
「恩恵・便益」「援助」「手助け」

③社会保障制度などによる「給付」「慈善活動」

などの意味もあります。

ビジネスで使われる際の意味とは?

ビジネス(マーケティング)においては

ベネフィット=「顧客が商品から得られる恩恵(プラスの効果)」を指します。

占いを商品として捉えた場合は

お客様にとっての何らかの「価値のある特徴(メリット)」が必要ですよね。

そしてこの特徴から、

その占いによって、お客様である自分は

「どのような良い体験ができるのか?どのような良い変化があるのか?」

が気になるのですが、この部分がベネフィットです。…


「ベネフィットとメリットの違い」について

さてメリットというコトバは聞いたことがあるでしょうか?

ここから「ベネフィットとメリットの違い」について勉強しましょう。

 

混同されがちなのが「ベネフィット」と「メリット」

この違いを具体的に学習

ベネフィットとメリットは、カンタンに言うと

 

メリット⇒商品の売り・特徴

 

ベネフィット⇒その商品を手にして何がどのように変わるのか?何が得られるのか?

 

「メリットの先にベネフィットがある」といメージすると良いでしょう

 

さてイメージだけではあなたの占い師のお仕事には活かせません

さらに具体的に学んでいきましょう。


メリットとは

 

まずは「メリット」を理解しよう
ベネフィットを理解するために、まずは「メリット」についてお話ししますね。

 

メリット➨「商品の売り」「商品の特徴」です。

 

たとえば以下の「ポット型浄水器」を例に出してみましょう。

 

このポット型浄水器のメリット(売り・特徴)は以下の通りです。

水道水に含まれる30もの物質を除去できる
コンパクトで無駄がなく、
冷蔵庫のドアポケットにも入る
高速除菌フィルターによって、スピード浄水できる
持ちやすい形状で、蓋を外さなくても給水が出来る
だいたい3ヶ月間使える

 

これらの「特徴」を見ても、多くの人は『うん。そうなんだ。なるほどね…!』で
終わってしまうのではないでしょうか。

また似たような商品を比較検討する時には、
上記のような「機能面」を見て比較すると思いますが、

ポット型浄水器を知らない人からすると「どうでもいい」情報です。

 

メリットはその商品を知らない人から見たら
どうでもいい情報なんです。
メリットだけ語っても、お客様の心には響かないかもしれません。

そこで「ベネフィット」が登場します。

「ベネフィット」➨その先にある恩恵(体験・変化)

ベネフィットは「その占いという商品を手にして、自分の何が変わるのか?」を表すのです。

 

占いの商品説明において、多くの人はメリットのみを伝えがちですが、
真に伝えるべきはベネフィットです。

 

このポット型浄水器を例に出すと、以下の様なベネフィットが考えられます。

重い水を、わざわざ買いに行く必要がなくなる
ペットボトルを捨てる必要がなくなることで、
ゴミ袋の削減、ラベルを取る手間や分別する手間がなくなる
ミネラルウォーターを買うより安いため、
お米を研ぐ時にも躊躇なく浄水を使え、結果としてゴハンも美味しく炊ける
水道が通っている限り、いつでも美味しい水が飲める

 

例えば、スーパーの「ミネラルウォーター売り場」の横に
「ポット型浄水器の宣伝ブース」があったとして、
「メリット」だけをあれこれ伝えられても購入しようとは思わないでしょう。

しかし、「ベネフィット」を伝えられた場合はどうでしょうか?

重いペットボトルを持ったまま、
ついつい話に耳を傾けてしまうかもしれませんね。

大事な部分は
「お客様は商品を買うのではなく、その先のベネフィットを買う」という点なのです。

 

なおミネラルウォーターを購入する方は、
「ペットボトルに入った水」が欲しいのでも
「浄水器」が欲しいのでもなく、
「美味しい水」が欲しいのです。

浄水器はそのための手段の一つに過ぎませんが、
伝え方一つで購入意欲は大きく変化するということです。


「ベネフィット」の使い方!

具体的な実践例として「ベネフィット」という言葉を使う時

①ビジネス(マーケティング)でのベネフィット
ビジネスにおいて使われる場合は、
ここまで説明してきた通り「その商品を手にして何が変わるのか?」を表す部分と説明しました。

実際に言葉にして使う時は、以下の様に使われます。

例文

「売上改善のために一旦クライアントの課題を洗い出し、ベネフィットを整理・理解しよう。」
「この昇降デスクのメリットはボタン一つで上下出来ることですが、
ベネフィットとしては腰痛改善や生産性の向上などが挙げられます。」

②医療現場でのベネフィット
医療現場でも、薬に対して「ベネフィット」という言葉が用いられます。

薬におけるベネフィットとは、「くすり本来が目的としている効き目」のこと。

しかしその他の好ましくない「副作用」が出ることもあり、これを「リスク」と言います。

たとえば抗生物質によって細菌感染を治療する(ベネフィット)一方で、下痢を伴う(リスク)こともありますよね。

例文

「薬にはベネフィットがある一方で、必ずリスクも存在している。」

 


対義語で見るベネフィット・メリットの違い

メリットの対義語は「デメリット」ですね。

メリット(利点)⇔デメリット(欠点)

 

たとえば「スマホ決済(スマホを近づけて決済できるシステム)」の
メリットは、
【クレジットカードを別に持ち運ばなくて良いこと】です。

デメリットは、
【電池が切れると使えなくなること】ですね。

 

対して

ベネフィットの対義語は…「損失・不利益」を意味する
(ベネフィットは「利益」を意味する)

対義語として loss・disadvantage・damage などが当てはまります。

 

例えばスマホ決済のベネフィットを一つあげるとすると…

利用履歴が管理できることから、
「支出管理のためのレシート保存」の必要性がなくなり、
財布内の整理も楽になる

そしてその対義語(不利益)を考えると
スマホの電池が切れて改札から出られなくなり、商談に間に合わなかった
のような損失です。

よって「そのものの長所・短所により、どのような利益・不利益があるのか」に当てはめて見ると、
メリット・ベネフィットの違いがより明確になりますね。


いかがだったでしょうか?
お客様に占いを提供するまでに至るには

あなたが占い師として活躍するためには
このようなビジネス的な知識も必要です。

そしてそれは自分の為ではなく
悩みを抱えたお客様が
あなたの占い技術を必要としていて
きちんとあなたという人が提供する占いサービスを届けるために
必要なことなのではないでしょうか?

占いは目に見えるものではありません

無形サービスともいいます

 

だからこそ

目に見える形で

占い師になったあなたが持つ、その唯一無二の価値を

お客様に知っていただく努力が必要なんだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

導きの占い師☆月の宮

 

 

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